ドラえもん のび太と緑の巨人伝

ようやく見てきました。
率直な感想としましては・・・・・・・う〜ん、微妙。


確かにスケールもでかく、迫力も大きい、大スペクタクル!な映画ではありましたが、なんかこうスッキリしないというか、消化不良というか、なんか妙にモヤモヤとしたものが残った映画でありました。


これを一言で現すならば
「よく分からない映画だった」
でしょうか・・・。


緑の巨人というのは結局なんだったのかがよく分からず、今作のヒロインであるリーレの立ち位置も分からないし、彼女が最初どう考えていて、どのような心境の変化があったのかも分かりません。その為、ストーリーにもなかなか入り込む事が出来ませんでした。


構成についても、前半の日常シーンは描写も濃くよく描けてるなとは思いましたが、後半の緑の星?のパートではあれもこれも色々と詰め込もうとした感が否めず、シーンも目まぐるしく変わってゆくのですが、全体的に散漫としており肝心要の部分がどうもよく分からない。


本来であれば原作33巻の「さらばキー坊」の通り、正味二十数ページで収まるはずのストーリーを無理やり90分超に引き伸ばしたゆえ、色々な要素追加せざるを得ず、それらを結局は纏め切れなかったのかなあというのが印象でした。


それにしてもクライマックスで出てきた緑の巨人?の一斉攻撃のシーンはどうかと思った。あれ思いっきり映画ナウシカ巨神兵のパクリじゃないですかー。




作画についてはさすがシンエイ動画。よく動きます。各場面の描写も丁寧でクオリティも高い。
演出や効果もかなり派手派手しく使われてました。ただ、今回のストーリーの不明瞭さを誤魔化してるようなそんな穿ったような見方しか後半できませんでした。ゴメンナサイ・・・。


原画陣の中には馬越嘉彦氏の名前もあったなあ(どれみのキャラデザの方です)。どこを担当されてたんだろう?




最後におまけアニメで出てきたのはチャーミー?え?次回作は宇宙開拓史?